・・・診療報酬不正 山本病院閉院へ
奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」が生活保護受給者に手術や検査をしたように装って診療報酬を不正受給した事件で、同法人は、入院患者全員の転院先が決まり次第、今月中旬をめどに閉院することを決めた。6日開いた理事会で、事件で社会的信用を失い、存続は難しいと判断した。県は7日中に病院関係者から話を聞き、今後の対応を指導する。

病院関係者によると、6日の理事会には理事8人中5人が出席。看護師や職員らが将来に不安を持ったり、退職を考えていることが報告され、5人全員が閉院に賛成した。詐欺容疑で逮捕された理事長、山本文夫(51)と事務長、大杉龍太郎(57)の両容疑者は欠席したが、定款では半数以上の出席で議事が成立するため、閉院が決まった。

外来患者の受け入れは既に中止しており、現在42人いる入院患者は順次転院を進める。病院関係者は「患者には誠に申し訳なく思っている。残念だ」と話した。


それでも施設は効果的に運用出来ないかい?

勿論慢性的な人材不足の問題も有るが、悪徳病院と言っても其れは院長の経営方針や精神性に拠る物も多いだろう。

医師不足が叫ばれる中で入院患者を転院させ、それで解決とは決してならない。
受け容れた先の病院がこれまで以上の人手不足に陥れば深刻な問題も引き起こす。

実際に人手不足で閉院を視野に入れながら新規入院をなるべく受け容れない方針で営業し続けていた都内の某中堅病院は、そりゃあ入院患者への扱いは酷い物だった。

しかし其れは悪意に満ちた看護師や無能な医師が意地悪をしている、というのではなく。人手が無い、時間が無い、それら無視出来ない問題が重なって結果的に患者に対して人権を無視したかのような扱いになってしまっていたという事だ。

この姿勢を、医療従事者が行って良いとは決して言えず、どんな事情にせよ酷い目にあった患者は此れを許せないだろう。

だがこの病院が閉院する事では何も問題は解決しない。
また、そこで働く医師も看護師も人間である以上、無理な勤務を恒久的に続けられるわけも無い。

幾つか身内の転院で病院を見てきたが、施設も充実し、人材も不足していない所ほど患者への扱いは良く、その入院料金(差額ベット代等)に関わらず親身に手当てしてくれる。

此れは環境が人間の質その物に影響を及ぼしてしまうという事だ。

環境改善、此れは単純に人を増やすしかない、其れもきちんとした知識を持った有能な人材を増やす以外に方法は無い。
十年先の為に始めなければ成らない。